お客様と一緒に「工事」をつくりあげる。それが修繕工事にしかできないこと|社員インタビューvol.09

工事の責任者として現場に常駐する現場代理人。建物を直すことに特化した修繕工事の専業会社であるヨコソーには、約70名の現場代理人が在籍しています。その中でも修繕工事を極めた者は、特に『エキスパート』と呼ばれています。


“修繕工事のプロフェッショナル”として工事を担当する『エキスパート』は、大規模修繕工事を進めていく中でどのようなことを大切にしているのでしょうか。社員インタビューVol.09は「エキスパートインタビューvol.3|特命工事部エキスパート/大杉 紀彦」のインタビュー内容をフルバージョンでご紹介いたします。

目次

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大規模修繕工事の特徴について教えてください。

新築工事と大規模修繕工事の違いとして、「人との距離感の近さ」があると思います。

修繕工事はお客様が住まわれている中での工事なので、お客様にも協力していただきながら工事を進め、生活に関わる場所は工事範囲外を含め徹底した安全管理が求められる。そういった「工事と人」との近さがあると思います。

 加えて、工事を進めていく中で理事会や修繕委員会、お住まいのお客様も含めさまざまな角度から工事や建物についてのご意見をいただきます。そうしていただいた意見を現場代理人が集約し、実際に調査を行ったうえで、より良い工事を提案する。最初に計画されている工事だけでなく、こうして“ひとつの工事をお客様と作り込んでいく”という点も大きな特徴だと思います。そういった「現場代理人とお客様」の近さも一つの大きな違いです。 

お客様にとって現場代理人はどういった役割なのでしょうか?

私たちの仕事は専門性が高いので、お客様からは「プロとしての意見」や「プロとしての認識」について聞かれることが多いです。それは建築のプロ、修繕工事のプロであることはもちろんなのですが、最終的には担当した建物のプロにとして聞かれているのかなと思います。工事期間中ほとんど毎日常駐している現場代理人は、足場を仮設しての調査や住んでいる方の生活を含め建物をよく見ているので、「お客様よりもそのマンションを知り尽くしたプロ」になる。それは設計監理の方よりも私達現場代理人が一番強い部分だと思いますね。 

エキスパートとして、大切にしていることはありますか?

エキスパートもお客様にとっては同じ“現場代理人“なので特にエキスパートだからどうのこうのという意識は少ないですが、エキスパートは専門的知識を多く持った”修繕工事のプロ”という位置付けになるので、その分お客様からの期待値も高まる。ヨコソーの看板を背負っているという気持ちで、エキスパートの名として恥じないようにしっかりとした工事や提案を行う、あとは誠実な対応を行うことを心がけています。

 あとは、エキスパートと同等の技術や知見を持っている若い現場代理人も増えてきているので、負けられないぞという気持ちは持っていますね。

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仕事の楽しさ・やりがいについて教えてください。

仕事の楽しさは、さまざまな方との出会いや知見に多く触れるところにありますね。

特に現場代理人は理事会・修繕委員会の方とお話する場面が非常に多いのですが、工事に関する知識はなくても、私よりも何十年もキャリアが長い社会人としての先輩も多いです。そういった方々から異なる切り口で上手な仕事の進め方やアドバイスをいただいて、お客様からも学べる機会がある。そうすると業務スキルだけでなく人間性の向上にもつながっていくので、非常に多くの刺激を受ける日々です。

 また、多い時で1日に120人ほどの作業員と関わり、仕事の話や技術的な話はもちろん、他愛もない話や家族の話など、人が多ければ多いほど毎日違う刺激がある。これは多分他の職種ではそういった場面はなかなか少ないんじゃないかなと思います。

 こうして多くの方との関わり、人間関係を構築していくことが仕事に対してのやりがいかなと思います。 

お客様と良いパートナーになるために気を付けていることはありますか。

工事の最初から良いパートナーになれるかというと実はそうではないんですよ。どうしても私達現場代理人は工事が着工する段階でお客様と初めてお会いすることが多いので、最初から信頼されているかと言われるとそうではない。信頼を積み上げていくというか、工事を進めていく中で、よく相手の話を聞いて理解し、こちらからもお客様に発信していく。こういったやり取りのなかで、お客様との信頼関係を築いて良いパートナーになっていくのではないかと思います。 

協力会社とうまく仕事を進めていくコツはなんですか?

すべての仕事で共通することで、まずは「相手の立場を理解する、求めているものを理解する」ということが非常に大切なのかなと。仕事で失敗するパターンで一番多いのが、思い込みで仕事を進めて、求めている内容が違うことでギャップが生じてしまうということ。まずは「相手の話を聞く」というのが非常に重要だと思います。それだけで約78割の仕事が終わって、あとは技術的な知見と経験値をエッセンスとして加えていく。そして最終的な完成物として見積や資料などの形にする。そういったことがうまく仕事を進めていくコツですね。

さらに、大切にしていることとしては「言うべきは言う、聞くべきは聞く」ということ。お互いの関係性を維持するためにさまざまな人と関わりながら仕事をするので、どうしても多くの方の意見をすべて聞き入れてしまうと技術的知見に欠ける結果になってしまう。大規模修繕工事も人が作るものなので施工の限界がある。そういったことを理解した上で提案に変えていくということも現場代理人として大切かなと思います。

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今後の展望について教えてください。

「改修王」になりたいですね。というと大袈裟かもしれないですが、この産業において右に出るものはいないというような経験や知見を積み上げて、ヨコソーのエキスパートや現場代理人が優れていると業界的に認められるように、名の知れた存在になれるようにしていきたい。業界内でも秀でた存在になることで、会社にとってもメリットは大きいのではないかと思います。

 

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