設備・その他工事

ヨコソーでは、目に見えやすい外壁・バルコニー・廊下のみでなく、給排水設備をはじめとしてエントランス・サッシ・バリアフリー化など、共用部分の改修工事も手掛けています。お住まいの皆様のご状況やご要望に合わせて、また、省資源・省エネルギーの観点をもとに時代に合わせた水準にリニューアルします。

共用部リノベーション

居住者様の生活スタイルや年齢層の変化に合わせた使いやすい建物にリノベーションすることで、より快適な建物となるだけでなく、資産価値向上も図ることができます。大規模修繕工事のタイミングと合わせて各種建築関連工事をご検討されるお客様も多いです。

共用部改修工事

エントランスは来訪者をお迎えする“顔”ともいえる大切な場所です。雰囲気がよく、安全・安心な設備が整っていると「住みたい」や「使いたい」と思っていただける方が増え、資産価値向上にも繋がります。一部分の更新工事から、フルリフォームまでお客様のご要望に合わせてエントランスをより魅力的な空間に改修します。

POINT

エントランス部分での主なリノベーション内容をご紹介します。

エントランスリフォーム

●床・壁面リフォーム

経年でくすんだ印象となっている壁面を新しい色に塗り替えたり、デザイン性の高い壁紙を取り入れることで印象が変わります。また、壁面と合わせて床面にもコンセプトに即した改修を加えることで空間全体の印象が引き締まります。床面が滑りやすくなっている場合は滑りにくい仕様の改修をおこなうことで安全面も向上します。

●照明交換

蛍光灯からダウンライトなどの照明に変更することで、落ち着いた空間へと印象を変えることができます。LED照明を導入することでメンテナンスの手間・負担を軽減することにも繋がります。

このように既存のものを取り壊すことなく、塗り替えや交換のみで印象を大きく変えることができるのがエントランスリフォームの魅力です。

ドアの自動化やオートロック設置

●自動ドア化

築年数が経過した建物では重たい開き戸タイプのドアが採用されていることも多くあります。経年の劣化によりドアが開きづらくなっていたり、そもそも開き戸では自動ドアに比べて使いづらい環境となっています。自動ドアタイプに改修することで、居住者様や来訪者の利便性が向上すると共に資産価値向上に繋げます。

●オートロック設置

防犯対策として代表的な設備がエントランスのオートロックです。マンションでは特に確認されるポイントになります。ドアの自動化と合わせてご検討することでより安全・安心な建物へと改修することが可能です。

ドアの改修工事により、安全・安心・利便性の向上に加えて小さなお子さまがいるご家族や女性の一人暮らしの方など、新たな客層への訴求にも繋がります。

集合ポスト交換・宅配ボックス設置

●集合ポスト交換

実は利用頻度の高い設備の一つである集合ポスト。経年使用による傷や破損をはじめ、ダイヤル錠が使いづらくなっている場合があります。使いやすさや機能面のみでなくエントランスの美観向上にも繋がります。

●宅配ボックス設置

ネットショッピング等の普及により、年々需要が高まっているのが宅配ボックス。新築のマンションには設置されることもありますが、未設置のマンション・建物も多いでしょう。屋内タイプや屋外タイプなど種類もあるため、建物の設置スペースによって検討可能です。

利用頻度の高い設備の利便性を向上することで、より快適な建物として満足度を高めます。

バリアフリー工事

居住者様の高齢化・車いす利用者・ベビーカー利用者など、居住者様の生活様式の変化や建物に来訪されるお客様の多様化に合わせて、誰もが利用しやすい環境となるようにスロープ化や手摺設置を通じて安全・安心な建物へと改修します。

POINT

バリアフリー工事のポイントをご紹介します。共用部は全てをバリアフリー化するのは難しい部分もあるため、建物の環境やスペースによって柔軟に改修内容を決めていくことが大切です。居住者様や建物の利用者属性によって効果的な方法を実現していきます。

スロープの設置

道路と敷地の境界に段差がある場合やエントランス前に階段がある場合は、段差解消の手段としてスロープの設置が有効です。しかし、ただスロープ状になっていれば良いということではなく、勾配は急すぎないか、幅が狭すぎないかなども確認した上で改修することが必要です。全ての建物が該当するわけではありませんが、バリアフリー法では「建築物移動等円滑化誘導基準」にて望ましいレベルとなる傾斜路の基準*1が設けられています。

手摺の設置

小さなお子さまやご高齢者などは階段に手摺があることで昇降が楽になり、また、通路にも手摺があることで安心される方もいます。階段・通路のみでなく、スロープにも設置してあることでバリアフリーに配慮がなされている建物であると認識されます。手摺はやや軽視されがちな設備ですが、ふとした時などに掴まることができる手摺があるからこそ事故に至らなかったというケースもある、バリアフリー化の代表的な設備の一つです。

*1…建築物移動等円滑化誘導基準にて望ましいレベルとされている傾斜路の基準
国土交通省:建築物移動等円滑化誘導基準(誘導基準)の概要より参考

●スロープは緩やかなものとし、手摺を設け、上端には点状ブロック等を敷設してください。長いスロープには踊り場を設けることも必要です。

手摺の設置 スロープ幅 スロープ勾配
両側 150cm以上 1/12以下
(屋外は1/15以下)

サッシ改修工事

経年により結露や建て付け不良などの不具合が発生してきます。サッシ改修工事により、気密性・遮音性・断熱性の向上など、過ごしやすい環境へと改修します。

POINT

サッシ改修工事におけるポイントをご紹介します。

サッシ(窓)は専有部ではなく共用部の設備

サッシ交換は室内から交換が可能ですので必ずしも足場がかかる大規模修繕工事と一緒におこなう必要はありませんが、工事に関する様々な調整を一本化できるなどのメリットもあるため、同じタイミングで検討されるお客様も多いです。

サッシ改修工事によって得られる効果

●サッシの開閉がスムーズに

建て付けが悪くなり、開閉不良や隙間風が生じるケースがありますが、スムーズかつ着実な開閉ができるようになります。

●結露の発生を防ぐ

新しいサッシ・ガラスにより機密性を高めて外気温の影響を受けにくくし、結露の発生を軽減できます。

●断熱効果を高める

ガラスからの熱の出入りを抑えることで、エアコン(冷暖房)の効果を高め、夏冬も快適に過ごすことができます。

●遮音性を高める

ガラスの防音効果に加え、サッシの隙間対策も行うことで外からの騒音の侵入と室内から音漏れを抑えることができます。

長期修繕計画に組み込まれているか

サッシの交換周期の目安は30〜45年程度といわれることが多いですが、サッシ改修工事が長期修繕計画に組み込まれているかを確認しておきましょう。組み込まれていない場合は交換の際に別途費用を準備する必要が出てきます。1ヵ所の交換であれば費用負担は大きくありませんが、全体の交換・改修工事となると費用負担は大きなものとなります。

駐車場改修工事

駐車場の舗装工事や機械式駐車場の平面化工事を通じて、建物の駐車場利用状況に応じた使いやすい駐車場アプローチへと改修します。

POINT

特に機械式駐車場の場合は今後のメンテナンス費用とお客様の利用状況のバランスを見て修繕・改修をご検討ください。

平面駐車場

よく目にするアスファルト舗装駐車場は、砕石・砂・アスファルトを加熱したものを転圧施工していますが、耐用年数が低いために定期的なメンテナンスをおこなうことで使いやすい駐車場を維持できます。

●発生しやすい劣化

・ひび割れ、穴あき(陥没)、くぼみによる水溜まり、区画ライン消え

機械式駐車場

近年は利用台数の減少や車輛の大型化により、機械式駐車場を撤去して平面駐車場に変更を検討されるお客様も増えています。駐車場の利用状況と維持メンテナンスの手間と費用や利便性を総合的に検討する必要があります。

●検討事項

・平面化して採算が合うか

平面化により管理の手間や保守費用は押さえられるが、撤去費用とその後の収支計画において採算が合うか

・どのような方法で平面化するか

┗埋め戻し(完全に撤去して砕石等で埋め戻し、アスファルト舗装などをして平面駐車場化する)

┗鋼製平面化(鋼製の床板を機械式駐車場のピットに蓋をする形で平面駐車場化する)

・駐車場附置義務

一定の地区内における一定の規模以上の建築物には設置が義務づけられている駐車台数を確保できているか

給排水管工事

建物は新築後30年程度が経過すると、それまではメンテナンスが中心だった給排水管の工事も検討する頃となります。普段は隠れてしまい見えない部分が多いからこそ、劣化状況を正確に調査・診断し、計画的な修繕・改修が必要です。ヨコソーでは建物の大規模修繕工事(外壁・屋上・バルコニー・廊下などをはじめとした共用部)に加え、給排水管設備も含めたトータルな修繕・改修で建物の安全・安心・快適をご提供いたします。

劣化状況の調査・診断

あなたの建物の給排水管にとって最適な工事計画の立案や、工事内容のご提案・施工をおこなうためには正確な劣化状況の調査・診断が必要です。給排水管工事をおこなう前に必ず実施するようにしましょう。

POINT

調査・診断方法の主な種類をご紹介します。調査目的、調査方法、調査箇所数などは依頼する企業と相談して検討しましょう。

調査方法

●抜管調査

既存配管の一部を抜き取り、詰まりや腐食などの状態を肉眼で確認します。

●内視鏡調査

カメラがついた内視鏡を配管に挿入して管内の錆瘤の発生状況や閉塞状況を目視および記録します。

●肉厚測定調査

超音波肉厚計を配管にあてて配管の残存肉厚を測定します。

排水管清掃

配管には定期的なメンテナンスが欠かせません。消火設備や貯水槽などと異なり、法定点検はありませんが、配管は毎日の使用によって劣化していくため、交換が必要なほど劣化してしまうとその修繕・改修には大きな費用負担が発生します。特に排水管は毎日使用するもので管内に油脂や汚物が溜まります。そのままにしておくと詰まりや漏水促進の原因となります。

POINT

配水管清掃は1年に1回程度実施するのが理想です。マンションであれば高圧洗浄で台所、風呂場、洗濯機、洗面台の排水管内部と排水桝と共用管内の溜まった汚れを取り除きます。定期的におこなうことで配水管トラブルを未然に防ぐ効果もあります。

更生工事

築30年を超えた建物では、配管内のライニング補修を行うことを更生工事といいます。管内を研磨し、被膜表面処理を行うことで配管延命となります。費用が抑えられることで多くのマンションで実施されています。

POINT

古い配管を取り換えて新しくする工事ではないため、更新工事(配管の交換)と比較して、ビルやマンションなど建物の利用者への影響が少ない工事です。

更新工事

建築物に張り巡らされている設備配管の耐用年数は一般的に30年~40年程度と言われています。(材質等により異なります。)経年による劣化した配管を撤去し新しい配管へ更新することで生まれ変わります。現在では、錆ない・地震に強い・熱に強いといった改良された素材で更新することで配管寿命を延ばす効果もあります。

POINT

更生工事(ライニング工事)では対応できなくなった配管を撤去して、新しい配管に取り換える工事です。既存配管の撤去・新規配管の設置工事が伴うため、更生工事と比較して建物の利用者への営業(工事に伴う振動・騒音など)が出る工事です。

直結給水工事

築年数の経過したビルやマンションなどでは、これまで貯水槽を使用して水を貯め、それを各部屋に配水していました。しかし、貯水槽の管理費用が大きいことや、貯水槽に貯まった水道水は衛生面の懸念もあるなどの問題がありました。貯水槽タイプの建物にはこれらの問題を解消できる直結給水方式のご提案をしています。受水槽清掃・水質調査・電気代などのランニングコストの軽減を図ることができます。

POINT

直結給水工事とは、貯水槽を撤去し、配水管に建物の給水管を直結させて直接水を供給させる工事です。配水管の水量・水圧によって工事の方式の検討をします。

直結給水工事の種類

直結直圧式

配水管のもつ水量、水圧等の能力範囲で上層階まで給水する方式のこと。各水道事業者で定める配水管の水圧および給水高さの範囲で水理計算上可能な建物に適用されます。

直結増圧式

給水管の途中に増圧給水設備を設置し、圧力を増して直結給水する方式のこと。給水管に直接増圧給水設備を連結し、配水管の水圧に影響を与えることなく、水圧の不足分を加圧して高層階まで直結給水します。

法人向け内装工事

ヨコソーでは、オフィスの利用形態の変化や各種施設の利用状況に合わせた内装工事も手がけています。オフィス環境の整備や福祉施設などでの面会対応のための環境整備が求められているほか、より使いやすい空間となるように内装全体のリフォームをご検討されるお客様も多いです。

オフィス・施設内装工事

オフィスにミーティングルームや個室を新規設置したり、福祉施設に感染症対策を考慮した面会室を新規設置するなどのリノベーション工事をはじめ、タイルカーペットやクロスの張替え、照明工事、間仕切りパーテーション工事といったリフォーム工事など、より使いやすく快適な空間とするための内装工事をご提供しています。

POINT

より魅力的な空間づくりを行うためには、ポイントと注意点を把握することでリフォーム・リノベーションがスムーズに進みます。

テーマや目的を定める

オフィスであれば「誠実さ」や「コミュニケーション」、福祉施設であれば「親近感」、ホテルであれば「ラグジュアリー」など、企業理念やその施設が提供すべきテーマや目的があるはずです。ご相談いただいた際にはご要望と合わせて確認させていただき、より生産性や利用者の満足度を高める空間づくりをご提供します。

消防法の届出

内装工事の中でも個室エリアの新規設置や天井まで隙間のない間仕切りを設置するような工事の場合は注意が必要です。壁を設置することで気密性が高まり、防火性の観点からスプリンクラーの設置等が必要となります。既にスプリンクラーが設置済み、消防法の届出も済んでいても、新規に壁を設置する場合は新たに届出が必要です。

お客様ごとに最適なプラン
ご提案します

ヨコソーでは専門部署となる設備課を設置し、お客様の建物の劣化状況を調査・診断した上でご予算をふまえて今すべき補修・改修内容と計画性をもった上で先延ばしにする工事内容の検討(お客様の状況を判断した上で今回はしない工事を決める)などをおこなっています。ご不安なこと、分からないことも含めて、お客様からの設備・その他工事に関するお問合せに向き合っています。

カラーシミュレーションも承ります

エントランスエリアや、外壁、長尺シートなど各エリアのカラーシミュレーションをおこなうことも可能です。比較パターンを作成して検討いただくことで、お客様のイメージされた色合いやデザインを実現・ご提供いたします。

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