よくあるご質問管理組合様

大規模修繕工事でお金をかければ新築のようになりますか

新築時を目指す過剰な仕様は避け、経済的バランスのとれた工事をお勧めします

例えば、同じ塗り替え工事でも今の塗装の上に重ねて塗装をする場合と、今の塗装を剥がしてから塗装する場合があります。これを新築と同じように躯体(コンクリート部)に塗装できるよう、今の塗膜を剥がす剥離工事を行う場合は塗装費用に加えて剥離費用がかかります。
近年、修繕工事用に既存の塗膜の上から施工する塗料や防水材の開発も進んでいますので、健全な状態の塗膜であれば塗り重ねても品質的に問題はありません。

大規模修繕工事では、建物の劣化状況によって工事内容・工事仕様・工期などが明確になり金額が決まります。必要以上にお金をかけて大規模修繕工事を実施しようとすると、マンションで積み立てている修繕積立金は当然減ってしまいます。
大切なことは、建物の劣化状況をよく確認した上で、適切な長期修繕計画に則り、その建物に必要な修繕を実施することです。
まずは、建物診断(劣化診断)を実施して、バランスのとれた最適な修繕仕様で計画される事をお勧めします。

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