【マンション】キッチン吊り戸棚の交換でより使いやすいキッチンへ | リフォームブログvol.06

目次

今回のリフォームブログは、「キッチンの吊り戸棚」をリフォームされたお客様の事例です。
吊り戸棚は入居時に設置されていたものをそのまま使い続ける方も多いと思いますが、今回のオーナー様は吊り戸棚の汚れが気になっていたことに加え、キッチン利用時の手元照明にもストレスを感じていたことからリフォームをされました。
それでは吊り戸棚に関してリフォーム事例を紹介します。

【リフォームさせていただいた物件概要】
エリア:神奈川県横浜市金沢区
建物種別:マンション(築27年)
リフォーム箇所:キッチン
工事期間:1日間

【工事概要】
・吊り戸棚交換
・照明交換

キッチンの吊り戸棚は設置されていますか?


「吊り戸棚」と聞いてもピンとこない人もいると思います。ウォールキャビネットと紹介されているカタログ等もありますが、シンクの上の空間に設置されている(吊るされている)戸棚のことです。

最近はアイランドキッチンのような対面式キッチンもスタンダードになってきましたが、壁向きのキッチンを利用されている方もまだまだ多くいらっしゃると思います。対面式キッチンのお宅では“リビングやダイニングスペースとの一体感をより感じられるようにしたい”との考えから吊り戸棚を設置されていない(または元々そのような作りの)場合が多いようですね。ちなみに、今回のオーナー様は壁向きのキッチンでもともと吊り戸棚が設置されていたそうです。 

吊り戸棚を上手に活用しよう


対面式のキッチン・壁向きのキッチンの両方の方にとって、吊り戸棚は収容するにはとても便利なものです。例えば、「季節ものや使用頻度が高くない調理器具(おせち用の重箱やゲスト用の食器など)」、「日常的によく使用されている消耗品などのストック(キッチンペーパーやラップ、アルミホイルなど)」、「とりあえず保管しているもの(お祝いなどでプレゼントされた食器類など)」を置く場所としてはとても便利ではないでしょうか。
シンク下(手が届きやすい収納場所)には日常的によく使うもの(調理器具や食器、調味料など)を収納し、吊り戸棚(手がやや届きにくい収納場所)にはさきほど例に挙げたような日常的にはあまり使わないものを収納することで、キッチン内の作業も効率化できそうですね。

吊り戸棚の下部空間も上手に活用しよう


収納力向上のためには便利な吊り戸棚ですが、「より使いやすいキッチン」を実現させるためにオプションを取り付けて活用されている方もいます。例えば、吊り戸棚は目線よりも高い位置に収納箇所がある場合が多いですが、吊り戸棚の下部(目線の高さ)に収納シェルフなどを追加で取り付けることで、見やすく取り出しやすい収納があるキッチンとなります。今は吊り戸棚下専用のシェルフ等も販売されているようですが、キッチンや吊り戸棚のメーカーと同じものを使用することで違和感なく統一された空間にすることができると思います。

吊り戸棚下のシェルフは便利な一方で、シェルフが目線を遮ってしまうため、対面式のキッチンの場合はリビング等との空間の一体感を優先して設置されない方が多いようですが、壁向きのキッチンでは目線を気にする必要がないため活用しやすく、設置される方が多いようです。

今回のリフォームのポイント


今回のオーナー様は下記のリフォームを実施されました。
・汚れが目立って気になっていた吊り戸棚の交換
・暗かった手元照明の交換

オーナー様は吊り戸棚の全体のサイズ感や収容量には満足されていましたので、これまで設置されていた吊り戸棚と同じ寸法サイズのものでリフォームすることとなりました。全体のサイズは変えない一方で、①これまで以上に使いやすいものにするために扉の大きさや位置を変えたものをセレクトされていたこと、②手元照明を明るいもの且つ配線を見えないように工夫されたこと、の3点でより使いやすいキッチンを実現されていました。また、これまでも吊り戸棚下部に設置されていた後付け収納は使い勝手が良いこととまだ十分に使用できる状態であったことから新しくした吊り戸棚に設置しなおして使用されていました。

キッチン収納の利便性向上についてはシンク下の整理整頓を心掛けておられる方が多いと思いますが、整理整頓のみでなく、吊り戸棚や後付け収納などの改善・追加によって大きく向上できるかもしれません。現在キッチンエリアのリフォームをご検討の方の参考になれば幸いです。

Before/After写真

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