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若手代理人の視点から見る「安心の修繕工事」── 工程管理と心配りの大切さ | 社員インタビューvol.12
非建築学部から大規模修繕業界へ──その選択の背景
吉田さんがヨコソーに入社された経緯から伺いたいと思います。建築学部ではなかったと聞きましたが、なぜこの業界へ?
就職活動の時期は、ちょうどコロナの真っただ中でした。数社から内定をいただきましたが、最終的にヨコソーを選んだのは「長期的なビジョン」が描きやすいと感じたからです。マンションがある限り、大規模修繕工事の仕事はなくなりませんし、安定的に事業を展開している点に魅力が湧きました。
未経験からのスタートに不安はありませんでしたか?
もちろんありましたが、研修制度や資格取得のサポートがしっかりしていたので基礎から少しずつ学ぶことができました。入社後は約2年間、現場アシスタントとして書類作成や現場の補助を経験し、大規模修繕工事の流れを理解していきました。
今では50世帯ほどの物件を担当されているとか。
はい。現場代理人として独り立ちし、少しずつ大きな現場も任せていただけるようになりました。2025年の「安全衛生・環境大会」では表彰をいただき、自信につながっています。
印象に残る工事─“想定外”と向き合った経験
これまでの工事で、特に印象に残っている出来事はありますか?
独り立ちをして、2件目に担当させてもらった工事ですね。マンションの一部に足場を組んでタイルを張り替える工事だったのですが、実際に調査を進めると、当初想定していた数量を大きく超える枚数のタイルを交換することになりました。
想定外の事態ですね。
はい。工期が限られている中でスケジュールを組み直したり、他の作業との調整をおこなったりと、本当に苦労しました。工程管理の大切さを身をもって学んだ現場でしたね。
四大管理の中で最も大事にしている「工程管理」
※「四大管理」の中で、吉田さんが特に重視しているのは?
どれも大切なのですが、私は「工程管理」です。大規模修繕工事は、居住者の皆さんが生活されている状況でおこないます。洗濯物が干せなくなる期間など、生活に直接影響する工事もあるので、少しでもご負担を軽減できるように事前にしっかり段取りを組み、前もってお知らせするよう心がけています。
それは、安心につながる配慮ですよね。
そう思っています。工程を細かくシミュレーションし、先回りして手を打つことで、現場の作業員も居住者の皆さんも安心できるよう日々意識しています。
※四大管理についてはこちらの記事をご覧ください。
「安心していただく」ために現場で工夫していること
居住者の皆さんとコミュニケーションを取る機会も多いと思いますが、気を付けている点はありますか?
まず、大きな声ではっきりとお話しするよう気を付けています。小さな声だと頼りなさそうに見えて不安感を与えてしまうこともありますので。また、居住者の皆さんの生活空間でもあるので、エントランス周りなど整理整頓を徹底し、つねに綺麗な状態を保つようにしています。
手書きの掲示物にもこだわりがあるようですね。
はい。エントランスに掲示するお知らせや注意事項についてはなるべく手書きで伝えるようにしています。手書きの方が気持ちが伝わりやすいと思っているので、特にトラックの停車や立ち入り禁止など、居住者の皆さんにご迷惑をおかけするような内容は丁寧に書いています。
確かに手書きだと温かさが伝わりますね。
大規模修繕を検討する方へのメッセージ
最後に、大規模修繕工事を検討している管理組合様やオーナー様へメッセージをお願いします。
ヨコソーには、防水工事・シーリング工事など各分野のプロフェッショナルが揃っています。専門のスタッフがプロジェクトチームを組み、皆さんの大切なマンションを長く維持するために力を尽くしています。また、若手の現場代理人がひとりで悩むことがないフォロー体制があることも当社の特徴です。経験豊富な上司や先輩がしっかりサポートに入ることで、品質の高い工事を提供しています。
若手現場代理人の今後の活躍に期待
入社時には建築知識ゼロだった吉田さん。しかし、教育制度や現場経験を通じて着実に成長し、今では表彰を受けるほどの現場代理人へと成長しました。その背景には、先を見据えた工程管理や、居住者への気遣いを欠かさない誠実な姿勢があります。
ヨコソーが掲げる「安心・安全な大規模修繕工事」は、こうした若手社員の誠実な姿勢によって支えられています。今後も吉田さんの活躍に期待が高まります。