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大規模修繕社員インタビュー

イメージ通りの大規模修繕工事ができるようなサポートを|社員インタビューVol.03

2019.07.30
大規模修繕工事を行う上で最も身近な工事関係者である現場代理人。品質・安全・工程・原価の管理を基本とした現場代理人の管理業務ですが、居住者様が生活されているなかで工事を行う大規模修繕工事だからこそお客様とのコミュニケーションが大切なのだそう。社員インタビューVol.03は現場代理人歴10年の本店第一工事部/稲葉にインタビューしました。

Q:大規模修繕工事の現場代理人とはどのような仕事だと思いますか?


A:品質・安全・工程・原価管理の四大管理をした上で、お客様に満足していただける工事を提供する仕事だと思っています。同じ建設業ではありますが新しく建物を造る新築工事と、すでに建っている建物に対して維持改善を行う大規模修繕工事は全く違うものですね。修繕で新築時と全く同じように戻すことは難しいですし、完全に不具合を解決できない場合というのも出てきてしまうことはあります。一方で、大規模修繕工事をすることによって新築当初から発生してしまっていた問題を解決することができる場合というのもあるのです。すでに建っている建物に対して行う工事だからこそ、新築時には分からなかった問題に対応できるというのは修繕工事ならではかもしれないですね。

Q:四大管理で一番大切にしているのはどの部分ですか


A:どれも大事ではありますが、やはり一番は安全管理です。作業員は落ちれば命に関わるような高さで作業をしていますので、安全に作業できる環境を作っていかなければならないと思っています。

その中でも足場架設工事では、未完成の足場の上で作業をしているので、特に危険な作業となります。足場架設工事中に作業員が安全帯(命綱)をかける親綱がしっかりと設置できているか、作業員は安全帯を使用して作業をしているか、など基本の安全管理を大切にしています。プロの作業員がどれだけ慎重に作業をしていても、足を滑らせたりバランスを崩したりといったことは起きてしまいますが、そういった場合にも安全対策が適切にできていれば地面まで落ちるといったことが防げ、大切な命を守ることができるのです。

一番事故のリスクが大きいのは足場架設工事ですが、足場ができてからも足場上での作業は常に危険が伴います。足場資材は伸縮性のあるものではありませんし、計画通りに組み立てていても隙間が開いてしまったり、段差ができてしまったりということはどうしてもあるんです。そのため、危険箇所は繰り返し朝礼や昼礼の作業員とのミーティング時間でアナウンスをして周知したり、危険を知らせるテープを貼ったりと、足場を使う作業員全員が安全に作業できるように足場上の安全対策には常に気を配っています。


Q:現場代理人として大切にしていることは何でしょうか


A:やはり居住者様とのコミュニケーションですね。建設業ではありますがサービス業のような側面も強いと思って取り組んでいますので、居住者様とどれだけコミュニケーションが取れるかというのは、工事の成功とお客様の満足度向上にもつながると思います。お客様からのご要望には最大限お応えしますし、ご要望を叶えることが難しい場合にも代替案を提案する、といったコミュニケーションは常に大切にしています。ただ、たくさんの居住者様がいらっしゃるなかで、毎日さまざまなご要望やご意見をいただきますが居住者様同士で不平等にならないようにということも、意識しています。

例えば、玄関ドアの枠の塗装工事がある場合などは、共用部分(廊下側半分)だけが施工範囲となるため専有部分(部屋側半分)を大規模修繕工事で塗ることはできません。しかし玄関ドアの枠単体で見ると半分だけ塗装された状態になるため、専有部分まで塗ってほしいというお客様もいるんです。

区分所有者の方であれば専有部分の塗装は自由ですし、一人の居住者様だけであれば塗ってもそこまで手間はないかもしれませんが、同じ修繕積立金を支払っているのに専有部分を塗った方と塗っていない方がいては、不平等になってしまいますよね。こういったご依頼があった場合には、共用部分と専有部分についてご説明したうえで、自費負担になる旨をご了承いただいた場合にのみ塗装を行います。生活しながら工事を行うのでご不便をおかけすることも多いのですが、限られた期間や人員の中ですべてを叶えることは難しいご要望に関しては、一定のラインを決めて平等に接するというのは気を付けています。

※専有部分と共用部分の境目に関する記事はコチラ

 

Q:大規模修繕工事をスムーズに進めるために気を付けていることはありますか


A:工程管理という意味では洗浄工事のタイミングには気を付けるようにしています。洗浄工事でホコリやコケなどをきれいに洗い落とした場所から塗装などの仕上げの工事となるため、洗浄工事が遅れてしまうとその後の工事期間がすべて圧迫されてしまいます。大規模修繕工事をスムーズに進めるために洗浄工事のタイミングは慎重に見極めるようにしていますね。

また、洗浄工事に限らず大きな現場では複数の工事が同時に進んでいきますので、作業員との事前の打ち合わせや工区分けなども重要です。異なる工事を近くで行っているとトラブルが起きやすくなってしまうので、できるだけ同じフロアや工区で複数の工事を行わないように気を付けています。どうしても同じエリアで工事が重なってしまう場合はそれぞれの職長と私で話し合いながら進めていますね。工事の舵取りは最終的に代理人である私の役割ではあるのですが、それぞれの協力会社の事情などもありますので、一方的に私の意見だけで進めてはうまくいきません。作業員が気持ちよく仕事ができるよう、作業員とコミュニケーションをとりながら進めていくことが大事ですね。


Q:お客様に満足していただける工事にはなにが大切だと思いますか


A:工事の品質面では品質を守るための社内基準というのももちろんありますが、お客様に満足していただける品質を提供することが本質かと思います。足場解体前のアンケートで居住者様の目でチェックしていただくことはもちろんですが、冒頭で述べた通り修繕工事ではどうしても直らない場所も出てくる場合があります。その意味では毎回100%の居住者様にご満足いただける品質を提供するというのは建物によっては不可能かもしれません。しかし、アンケートでご指摘いただいた場所に確実・誠実に対応することで、より多くのお客様に満足いただける工事となると考えています。

工事の品質だけではなくお客様の満足という意味でいうと、塗料の色の選定といったところでも、できるだけお客様のイメージに近いものが選べるようにサポートしたりもします。毎日建物を見ていても、普段工事に関わることのない方からすれば、どの色の塗料を使うことでどのようなイメージになるのかというのはわかりません。お客様が希望された色だったとしても、お客様のイメージとかけ離れた仕上がりになってしまったら品質が良いとも満足度が高まるとも言えないですよね。お客様の言う通りにするだけではなく、お客様のイメージをできるだけ伺って、お客様の意見を取り入れた上でお客様のイメージ通りにするにはどうしたら良いのかサポートすることが、本当に品質のよい工事にするための大切なポイントなのではないかと思います。自分で納得できる良い品質というのも大事ですが、お客様に満足していただける品質を提供するというのが大前提ですから。

大規模修繕工事は限られた予算や一定の工事期間の中で進めていきますが、最終的にお客様に満足していただけて「ヨコソーに頼んで良かった」と言っていただける大規模修繕工事ができたときは、とてもやりがいを感じますね。

 

第3回は本店第一工事部/稲葉へのインタビューでした。工事中は現場代理人からお客様へコミュニケーションを取らせていただくことが多くなりがちですが、お客様のご要望を正しく理解させていただくためにも、お客様から現場代理人へのコミュニケーションを積極的に取っていただくことは大規模修繕工事成功のポイントといえそうです。
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