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父になって改めて気づいた「生活の視点」。工事のプロと父親―それぞれの目線から現場を支える中堅代理人|社員インタビューvol.20
「父親になったことで”生活の視点”をより意識するようになった」と語るのは、北関東工事部の小川 嵐士さん。一級施工管理技士と監理技術者の資格を取得し、20戸~100戸とあらゆる規模の大規模修繕工事を担当してきました。
社内でも、20〜30代前半の中堅代理人の中では「模範的な存在」と評価されている小川さん。今回はそんな小川さんへ仕事に取り組む姿勢や、家庭と仕事のバランスについて伺いました。
現場代理人として大切にしている「3つの基本」
マンションの大規模修繕工事では、工事の品質や安全はもちろん、居住者さまの生活への配慮も重要なポイントです。小川さんが現場代理人として常に大切にしていることは「3つの基本」だと語ります。
1.フットワークの軽さで応える居住者対応
1つ目は、居住者さまからお問い合わせを受けた際の対応スピードです。
マンションの大規模修繕工事は、多くの居住者さまにとって初めて経験する工事です。そのため、「工事はいつ終わるのか」「ベランダはいつ使えるのか」といった生活に関わる疑問や不安が生まれることも少なくありません。
小川さんは「フットワークの軽さには自信があります」といいます。
「大規模修繕工事では、居住者さまから日常的に様々なお問い合わせをいただきます。対応できる範囲については、できるだけご要望にお応えするようにしています。小さな疑問でもいち早く解消できれば、安心していただけると思うので。」
ヨコソーの現場代理人は、新人のOJT期間中から補佐役として現場に配属され、その中で居住者さまとの対話を体感的に学びます。こうした数々の経験の積み重ねが、居住者との信頼関係につながっていきます。
2.現場を動かすコミュニケーション
2つ目は、現場作業員との密なコミュニケーションです。
大規模修繕工事には、各工事のプロである作業員や管理会社など多くの関係者が関わります。工期によっては、1日に30人以上の作業員が出入りすることも。
「情報共有がうまくいかないと、小さなズレが大きな問題につながることもあります。管理組合や修繕委員の皆さまとはもちろん、作業員の方々とも日頃から連携を取りながら、こまめな情報共有をおこない、現場全体がスムーズに動くよう意識しています」
また、小川さんは作業員への指導にも力を入れているのだとか。
「工事品質の確保はもちろんですが、挨拶などのマナーも大規模修繕工事ではとても重要だと考えています。工事期間中はどうしてもご不便をおかけしてしまうこともあります。そのため、居住者の皆さまが少しでも気持ちよく過ごせるよう、作業員全員で挨拶を徹底するよう心がけています」
当たり前のことを当たり前にやる。その姿勢が、安心して任せられる現場づくりにつながっています。
3.トラブルを防ぐ入念な準備
3つ目は、トラブルを未然に防ぐための入念な準備です。
「現場で起きるトラブルの多くは、事前の準備で防ぐことができます。工程や安全対策など、できる限り先を見越して準備することを大切にしています」
大規模修繕工事では天候や建物の状態など現場ごとに条件が異なります。だからこそ、事前の段取りや確認を丁寧に行うことが重要だといいます。こうした基本を一つひとつ積み重ねることが、安心して任せられる現場づくりにつながっていきます。
「自分の目で現場を見る」ことが品質を守る
これまで小川さんは20戸ほどの小規模から100戸を超える中規模まで、さまざまなタイプ大規模修繕工事を担当してきました。そうした現場で小川さんが大切にしているのが、自分の目で現場を確認することです。
「図面や報告書だけでは分からないことも多いため、かならず自分の目で現場を確認するようにしています。実際に現場を見ることで、気づけることがたくさんあります。」
一般的にベテランの現場代理人の場合、補佐の現場代理人が複数人常駐します。そのため、何か不具合が起こった場合でも補佐の現場代理人が一次対応をおこなうケースが少なくありません。
しかしながら、中堅層にあたる小川さんは、補佐の現場代理人とタッグを組むことはあるものの、自分の目で確認して状況を把握するというフットワークの軽さも持ち合わせているのが特徴です。
現場を歩き、作業員と対話をしながら状況を確認する。その積み重ねが、工事の品質と安全を守ることにつながっています。
30人以上の作業員をまとめる現場運営
大規模修繕工事では、多くの作業員や協力会社が1つのプロジェクトチームとなって工事をおこないます。もちろん、その中には「はじめまして」の作業員も少なくありません。
そうした関係者をまとめながら工事全体を管理する役割を担う小川さんは、作業員との信頼関係づくりを特に大切にしているといいます。
「作業員の皆さんと自ら積極的にコミュニケーションを取り、現場が円滑に進むよう心がけています。現場全体が同じ方向を向くことが、良い工事につながると思うんです。」
多くの人が関わる現場をまとめることは決して簡単ではありません。時には、工事を進める中で想定外のトラブルが発生することも。しかし、小川さんの日々の対話と信頼関係の積み重ねによって、円滑な工事が運営されています。
仕事と育児、どちらも大切にする理由
小川さんは、2023年に育児休業を取得した社員でもあります。父親になったことで、仕事への向き合い方にも変化が生まれたとか。
「子どもが生まれてから、大規模修繕工事への見方が少し変わりました。自分が居住者さまの立場だったらどう感じるか、もし子どもがここを通るなら安全だろうか、といった視点を以前より意識するようになりましたね。」
大規模修繕工事は、居住者さまが生活を続けながら進められる工事です。だからこそ、生活への配慮や丁寧な対応が欠かせません。
「居住者の皆さまが安心して生活できるような現場をつくることが、現場代理人としての大切な役割だと思っています」
準備、対話、そして日々の積み重ね。
そうした基本を忠実に守り、「当たり前のことを当たり前にやる」ことを徹底しながら、小川さんは今日もヨコソーの現場を支えています。