「現場にいる意味」を問い続けて―ひとつひとつの判断に、責任を持つということ|社員インタビューvol.21

現場代理人の役割は単なる施工管理ではありません。品質・安全管理、そして居住者さまや作業員との信頼関係の構築。そのすべてを支える“現場の司令塔”として、どのように判断し、向き合っているのか。今回は、ヨコソーへ入社して6年目となる、北関東工事部 / 高橋 知広さんへの言葉を通じて、その仕事の本質に迫ります。

目次

「建物を長く使う」という選択―改修の道を志したきっかけ

今日はよろしくお願いします。まずはこれまでのご経歴から教えてください。

北関東工事部の高橋です。私はキャリア入社6年目で、新卒では同じく改修工事を専門とする会社に勤務していました。当時は小規模物件に携わることが多かったのですが、よりキャリアアップしたいと考え、この業界では大手とされるヨコソーへ転職した形です。
ヨコソーへ入社してからは、現場代理人として計12件ほどの大規模修繕工事を担当してきました。50戸から100戸程度の規模の現場を中心に担当しています。

高橋さんは建築系の学部出身だそうですが、改修工事の道を選ばれたきっかけは何だったのでしょうか?

はい、大学ではおもに建築材料を学んでいたのですが、その中で「マンションの維持・保全」に関する講義がありまして。新築だけでなく、建物を長く使い続けることの重要性や社会貢献性の高さに興味を持ったのがきっかけです。それからずっと改修工事の業界にいますね。

大規模修繕工事は、居住者さまがお住まいになられている中でおこなう工事ですので、工事を終えたときに皆さまから「マンションが綺麗になって嬉しい。ありがとう」と、感謝のお言葉をいただくこともあるんです。そうした皆さまからいただく言葉一つひとつが、日々の原動力になっていると感じます。

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「過去と同じでいいのか」を問い続ける日々

高橋さんから見て、築年数の経ったマンションの工事では、どのような難しさがあると感じますか?

昔の工法や仕様への対応が特に難しいですね。例えば、窓サッシや建具などは現代の工法と異なることがあるため、メーカーや作業員に確認を取りながら慎重に進めていく必要があります。また、築50年ほどの物件になると、過去に何度も修繕工事が行われているケースがほとんどのため、「前回と同じやり方でいいとは限らない」という視点で厳しくチェックするようにしています。

過去の大規模修繕工事のデータをそのまま見積に使うケースもありますが、それでは本当に適切な工事とは言えません。多少時間がかかったとしても、現状に即した内容になっているか、現場代理人の視点から確認することが重要だと思います。

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想定外にどう向き合うかが、現場代理人の価値

先ほどのお話にもつながりますが、現場では想定通りに進まないこともありますよね。

そうですね。もしイレギュラーが発生した場合、私はまず過去の経験を基に自分なりの仮説を立てるようにしています。それから仮説を検証すべく、現場の職長や作業員、材料メーカーなど多方面から意見を集めます。それらを受けて、改めて自分の中で検討してから上司へ相談しています。
いきなり結論を出すのではなく、段階を踏みながら仮説の精度をたかめていく方が、早期解決につながるんです。

なるほど、「仮説思考」を大切にされているのですね。

はい、もちろん最終的には会社としての判断になりますが、その前段階の準備も現場代理人の仕事だと考えています。

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失敗経験から学んだ「あいまいにせず、現場を自分の目で確かめる」ことの大切さ

高橋さんは現場代理人としてどんなことを大切にされているのですか。

一番は、「必ず自分の目で現場を確認すること」ですね。作業員から質問を受けた際も、その場で回答して指示を出すのではなく、一度現地へ足を運び、状態を確認した上で判断するようにしています。実は新人時代、作業員からの質問に対して、現地を確認せずにあいまいな指示を出してしまい、上司から厳しい指摘を受けたことがあるんです。

そうだったんですね。どのようなご指摘を受けたのですか?

「せっかく質問してくれているのに、そんな曖昧な指示の出し方だと現場代理人がいる意味がない」と言われました。その言葉をきっかけに、現場代理人の存在意義について深く考えるようになりましたね。

当時は上司の補佐として工事に関わっていたので、現場代理人としての責任感が薄かったというのもありますが、やはり現場にいる以上、一つひとつの判断に責任を持たなければなりません。

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四季折々の景色を楽しむ。そのこころが仕事の質を支える

責任の多い現場代理人の仕事ですが、高橋さん流のオンオフの切り替え方について教えてください。

妻と一緒に自然豊かな場所や寺社仏閣を巡り、リフレッシュしています。帰りに道の駅へ寄って、少し良い食材を買ったりするのも楽しみのひとつですね。 ちなみに、最近は水戸の偕楽園へ梅を見に行きましたが、とても綺麗でした!

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たしかに癒されますね!こうしたオンとオフの切替が、仕事の質にもつながっているのですね。

丁寧に向き合う姿勢が、信頼をつくる

工事が終わった、お引き渡しの日。高橋さんは居住者さまから、こんな言葉をかけられたそう。

「長い間ありがとう。いなくなるのは少し寂しいですね」

大規模修繕工事は、数ヶ月にわたる長いプロジェクトです。その間、現場代理人は現場に常駐し、居住者さまと同じ時間を共有しています。だからこそ、この何気ない一言には、現場全体で積み重ねてきた信頼関係が表れているのです。

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