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感謝からつながる信頼の循環——丁寧な仕事と人とのつながりを、次の誰かへ|社員インタビューvol.22
入社10年目を迎えた西東京営業所 / 菊池 智洋さんは、その感謝を原動力にしながら、周囲とのつながりを大切にして信頼をつないでいる、現場代理人のひとりです。今回は、そんな菊池さんにこれまでのキャリアや仕事への向き合い方、そしてこれから目指す姿についてお話を伺いました。
一つの現場に、誠実に向き合い続ける選択を
本日はよろしくお願いします。まずは菊池さんのこれまでのご経歴を教えてください。
西東京営業所の菊池です。私はちょうど入社10年目で、これまでに10現場ほど担当してきました。50戸前後のマンションの大規模修繕工事を担当することが多いですね。もともとは農学部出身で、建築とは全く違う分野を学んでいました。
そこからなぜ改修工事の道へ進まれたのでしょうか。
3歳上の兄が他社で施工管理の仕事をしていて、その話を聞いたのがきっかけです。仕事内容を知るうちに興味を持ち、この業界に進みました。
そうだったんですね。入社当時からずっと工事部に所属されていたのでしょうか。
いえ、実は一時期、工事部を離れて営業職を経験したことがあるんです。営業は複数の現場に関わる仕事ですが、そのときに「自分は広く浅く関わるよりも、ひとつの現場にじっくり向き合う方が好きだな」と気づきました。現場代理人に戻ってからは、その思いがより強まり、自分の仕事の軸になっています。

「自分の現場だけ」で終わらせない ― 組織の連携力をたかめるために
菊池さんは、現場代理人として日ごろからどのようなことを意識されていますか?
自分が担当している現場をしっかり進めることはもちろんですが、「自分の現場だけが良ければいい」とは考えていません。ヨコソーとして複数の現場を抱えている以上、全体が円滑に回ることが大切だという思いがあります。
例えば、過去に担当した物件と似た条件の現場を、別の現場代理人が担当することも。その際には、注意点や実際に起きたトラブル、対処方法などの情報を共有するようにしています。事前に知っているだけで防げることも多いので、自分の経験が少しでも他の現場代理人の役に立てたらいいなという気持ちで行っています。
素晴らしい行動ですね。そうした情報共有の効果は感じていますか?
そうですね。自分自身も他の現場代理人の知見に助けられることが多いです。やっぱり図面だけでは分からない部分や、実際に工事を進めてみないと見えてこない課題もありますから。
通常、現場代理人はそれぞれの現場に常駐しているので顔を合わせる機会はそう多くありませんが、小さな気づきでも互いに共有し合うことが成長につながると思っています。
丁寧さとスピードが信頼をつくる
菊池さんは、書類作成やレスポンスなどのスピードが早いと同僚の皆さんからお聞きしました。
なんだか照れますね。(笑)「提出物の期限厳守」と「問い合わせへの早い対応」。どちらも基本的なことですが、信頼に結び付くポイントですよね。一緒にプロジェクトを進める関係者の皆さんは、基本的に複数の案件を同時に抱えていることが多いので、現場代理人の対応が早いほど全体の進行もスムーズになりますし、皆さんの負担軽減にもなると考えています。
工事が終わった際にお客さまへお渡しする「竣工図書」についても工夫されているとか。
はい、検査記録や写真整理は特に時間がかかる作業なので、後回しにせず前倒しで進めるようにしていますね。完工間際にまとめて対応すると抜け漏れが出やすくなるため、計画的に進めることは日頃から意識しています。
そうした書類は、ヨコソーの印鑑を押してお客さまへ提出するものなので、何よりも「正確であること」重要だと思うんです。特に、建設業ですから、一つひとつの単価が大きいだけに、数量が少し違うだけでも大きな影響が出てしまいます。そのため、細かい部分まで確認を怠らないようにしています。
スピードと丁寧さ、どちらか一方だけではなく、両方が揃って初めて信頼につながるのですね。
「双方にとって納得いただける形を見つける」居住者さま対応のポイント
居住者さまへの対応で意識されていることは何でしょうか。
「双方にとって納得いただける形を見つけること」を大切にしています。たとえば、リモートワークをなさっている居住者さまからご相談をいただいた際、作業時間を調整し、特定の時間帯だけ音を出さないように現場全体へ指示をしました。工期が限られているため、すべてのご要望にお応えするのは難しい場合もありますが、できるだけ居住者さまにご負担がかからない形で進められる方法がないか考えるのも現場代理人の大切な役割ですね。
仕事を続ける原動力と、これから目指す姿
菊池さんが現場代理人を続けられている理由ってどのようなところにあるのでしょうか。
やはり、お引き渡しの際に、お客様から感謝の言葉をいただけることが大きいですね。その一言で「やって良かった」と感じられますし、次の現場へのモチベーションにもなっています。居住者さまや管理組合の皆さま、社内の仲間や協力会社の方々に支えていただいているからこそ、現場を無事に終えることができています。
その原動力を今後はどのように活かしていきたいですか?
これからは、自分が受け取ってきた信頼を次の誰かへ返していく― そんな「信頼の循環」をつくっていける現場代理人でありたいと考えています。 特に、OJT期間中に指導してくださった先輩の存在は大きく、建築知識ゼロの状態から丁寧に教えていただいた経験が、今の自分の土台になっています。現場だけでなく、人間性の面でも信頼される存在を目指していきたいですね。
4月には、OJTを終えた新人の工事部員が西東京営業所に入ってきます。歓迎会も兼ねてお花見パーティーをしようと、営業所のメンバーと計画を立てているところです。
確実な仕事が、組織の未来をつくる
派手さはないが、確実に信頼と実績を積み重ねていく。菊池さんの静かな語り口からは、丁寧な仕事ぶりと、人との繋がりを大切にする姿勢が感じられました。その姿勢が、静かに、しかし確実に新たな現場代理人へと受け継がれ、現場の価値を高めていくのではないでしょうか。